スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「被ばく労働拒否をたたかう!」動労水戸報告会、よかったです!



5月30日、NAZENいけぶくろ主催で、被ばく労働拒否をたたかう労働組合である動労水戸を招いての報告・講演会を行いました。「命と安全に妥協はない」「青年とともにたたかう」と、労働組合として被ばく問題とどう向き合い闘うか、示唆に富んだ講演でした。報告が遅くなりましたが、お話を事務局の責任でまとめました。 

 動労水戸執行委員の杉井文彦さんは、お話の冒頭に「自分はしゃべり下手で、娘に『呼ばれて話しするよ』と言ったら、『いつもしゃべらないのに大丈夫なの?』と言われた」と笑わせたあと、約40分に渡って被ばく労働拒否にいたる労働組合としてのたたかいについて語ってくださいました。 誠実な語り口に、参加者全員が引き込まれる思いで聞き入りました。

dmkouen2.jpg
 自分は1982年国鉄入社です。その前に、今の南相馬市にある機関区に1年近く臨時雇用されていました。20代の時にお世話になった方が仮設住宅にいると思うと心痛む。人ごとではないです。入社後、配置転換で勝田電車区で車両の整備をしています。
 私たちは、国鉄分割民営化とたたかい、1986年11月に動労水戸を結成しました。組合員は駅の売店などにむちゃむちゃな配転をされましたが、それとたたかって組織を維持し、復帰をかちとった。それをも使ってJR東が攻撃をかけてきたのを打ち破ったところで、あの3・11原発事故が起こりました。

命と安全に妥協はない!
 3・11の震災で組合員でも家が流された人もいます。あの時に電車の下にいた人もいて、生きた心地もしなかった。そこからJR常磐線再開となって、土浦までは早かったが、いわきまでは一ヶ月かかった。そして福島原発から20キロ圏内の広野町に半年間も放置され放射能で汚染された列車を勝田車両センターまで回送して「政府が安全と言うから安全」と検査修繕を強行しようとしてきました。
広野町
 労働組合として、被ばく問題は避けて通れないです。組合員のみならず、若い青年たち、その多くが東労組にいますが、命と安全の問題について妥協してはいけない。被ばく列車K544の勝田車両センターへの回送に対して、そして被ばく車両に関わる一切の作業にストライキ闘争をやりました。組合の中でも何度も討論しました。「ここでやらなかったらズルズルやられる。ここで立とう」と。

青年の決起が職場と組合を変えた
 そのなかで非常に感動的だったのは、やはり、青年である照沼くんの決起です。彼が「自分たちの問題だ」と抗議現場でマイクを握った時、職制が真っ青になって一目散に走ってきた。あの瞬間、数十年がんばってきて「ついに青年を獲得するところまで来たか」と胸にこみ上げるものがあった。忘れることができません。彼の決起がなければ被ばく労働強行を止めるとはいかなかったと思います。
 それに対してJR東労組がやったことは本当に汚い。ストライキを打って組合員が全員職場を出たところで、彼を取り囲んで「再オルグ」をする。「お前、何年かたったら一人になるぞ」と脅し。会社と一体となってやったのは間違いない。こういう攻防をかちぬいて青年が御用労組を脱退して動労水戸に結集した。この生き方をかけた決起への感動です。今は青年組合員が3人まで増えています。

dmseinenbu.jpg

敵は安倍とJR東海葛西。相手にとって不足なし

 仮設住宅にも、地道に呼びかけて結びつき始めています。去年6月1日にJRは常磐線を広野~竜田間の運転再開を強行しました。誰もいないところに、国策として列車を走らせる。まさに安倍と一体となった中心企業であるJR。その東海会長・葛西の体制ですよ。敵として、相手にとって不足はない。これに対して動労総連合を全国に作って対決構図をつくっていきたいと思います。
避難困難

 高線量地へのJR運行再開に、楢葉町の住民が「帰還強制」反対で立ち上がりました。これに労働組合として共にたたかおうじゃないかと。楢葉町には店も病院もない。根底的な怒りがある。これと結合できるかどうかの問題です。福島の「放射能安全」キャンペーンと「帰還」強制に対して、NAZENと一緒にたたかいぬいていく必要があると思います。

民営化・外注化に絶対反対で闘う
 最後に、JR問題について訴えます。最近の事故のひどさです。尼崎事故から10年。分割民営化の破綻ですね。先日の山手線支柱倒壊事故も、2分ずれていたらとんでもない死傷者が出ていた。事故は、「まさか」というようないろんな条件が重なって起きる。このままいったら間違いなく大事故が起きます。
 なんとしても安全を守るたたかいに立ち上がっていきたい。命と安全は、労働組合として妥協点は絶対にない。労働組合運動としてここは原点として大事にしたいと訴えたい。
 結論的にはやはり青年労働者の獲得です。どこの党派もここをやれていない。安倍のやっていることに沸々とした怒りが青年の中にあります。これから、いろんな宣伝や今日のような集会、集まり。どんな契機も一つ一つが大事になってきます。動労水戸としても組織的獲得にがんばっていきたい。

 「昔水戸黄門、今動労水戸」なんて青年に言われたこともありますが(笑)、やっぱり青年を獲得して体力をつけてこそです。「この腕章が目に入らぬか」というところまで(笑)。韓国の鉄道労組との話のなかで、「30数人しかいないのになんで国家政策とあれだけ対決できるのか」と聞かれましたが、動労水戸も捨てたもんじゃない(笑)。
 でも、組合員30数名だけでなく、みなさんの支援があったからなんですよ。だから動労水戸支援共闘の結成は本当にありがたいし、参加をぜひ訴えたい。いただいたお金は、襟を正して本当に大事に使いたいと思います。
 動労水戸のたたかいは少数でも、被ばく労働と闘う組合として、一つの路線・方針として世界とつながっている。これからいろんな試練があると思いますが、みなさんと連帯して意気揚々とたたかいぬいていきたいです(拍手)。

Q&A

●なぜ世界でも希有な被ばく労働拒否のストライキをできたのですか?
 一つは、内部被ばくの問題に敷居はないということ。「何ミリシーベルトならいい」ということはない。被ばくは命の問題だということです。もう一つは会社のあまりの不正義性です。半年間高線量の広野に放置されてきた車両をそのまま持ってきて、清掃労働者にマスクもなしに洗えと。そして、その危険極まりない労働を清掃労働者と青年労働者にやらされる怒り。青年にやらせていいのかと組合で論議して、自分たちだけの問題じゃない、青年のためにもたたかおうとなった。だからストライキまでやる闘争になった。その三つだと思いますね。

●仮設住宅や福島の人たちの反応は?
 仮設住宅にいるお年を召した方は、「国鉄の労働組合がストをやってくれた」。元市職だったり、いろんな経験されているが多くて、「昔は国鉄が地区労の中心になったよねー」とか言われます。
 あとは12万人とも言われる避難されている楢葉町などの人たちの根底的な怒りです。札束で顔をはたいたら言うことを聞くだろうというようなやり方、そして故郷を奪われたことに、ものすごい怒りをもっている。これを風化させちゃいけない。
 この間は、全港湾の労働者といい論議になりました。「やはり3・11は終わってないね」と。今こそ組合が共闘するべき時です。

●原発・除染労働者とのつながりについてはいかがですか?
 私たちのストライキは、「原発労働者は一緒に立ち上がろう」というアピールなんですね。原発労働は下請け・孫請けのシステムで大変です。すぐ「あんた、いらないよ」となる。だからこそ、細心の注意を払って関係を作って組織化を進めていくことが重要だと思います。

11659459_1623196461230963_6487954625015978819_n.jpg
【動労水戸作成の「原発労働者は訴える」パンフレットができました。一部400円でお分けします。ご連絡ください。】

 お話をきいて、労働組合のたたかいでこそ原発を止められるという確信が湧いてきました。福島原発事故は、収束どころか再臨界の危険をもって今なお進行し、福島県の小児甲状腺がんのこどもは「疑い」を含め127人にまでなっています。なのに川内原発再稼働?「17年3月にはすべて帰還」? 常磐線全線開通?とんでもありません。

719nazendemo-flyer01.jpg

 命をかけて働く原発労働者や除染労働者がピンハネされる社会、安保関連法を通して戦争・改憲に突っ走る安倍政権。根こそぎ変えましょう! 7・19NAZEN東京デモ・集会にご参加ください。

719デモフライヤー裏面
スポンサーサイト

プロフィール

NAZENいけぶくろ

Author:NAZENいけぶくろ
NAZENいけぶくろは、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議」(NAZEN)運動を進める一翼として、池袋を中心とした豊島・板橋などの地域に立ち上がりました。
東京武蔵野病院の労働組合である精神医学研究所労組(精研労組)が事務局を担い、「ふくしま共同診療所」を支える活動などを行っています。一緒に活動しましょう!
メールアドレス nazenikebukuro-2014★yahoo.co.jp(★を@マークに変えてメールしてください)

カテゴリ

検索フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。